☆日本口琴協会でライブやります
日本口琴協会定例会 http://www.koukin.jp/
☆倍音ケイイチ ライブ☆
とき : 2008年 3月9日(日)19:00~
ところ: 円盤 (JR高円寺駅から2分)http://www.enban.org/
東京都杉並区高円寺南3-59-11 五麟館ビル201
Tel/Fax : 03-5306-2937
JR中央線・高円寺駅南口を出てガード沿いを阿佐ヶ谷方面に1~2分。大将二号店を越えて漢方薬局の隣、一階が小料理屋の五麟館ビルの2Fです。通り沿いに看板が出ています。
参加費: 1500円(ワンドリンク付き)
なお、サポートで こう(尺八)が参加してくれます
「定例会」開催中店内禁煙
~~~以下余談~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「口琴使い」の倍音ケイイチです
苦節7年、ついに僕も日本口琴協会でライブをやらせていただけることになりました☆
思えば初めて口琴と出会ったのがちょうど10年前のデリー
そしてバスキング(路上芸で稼ぐこと)をはじめて、最初に人前で演奏したのが7年前のシドニーでした
口琴との出会いとか、バスキングをはじめた頃のこととか少し書いてみようかな
~出会い~
ちょうど10年前、タイ、インド、ネパールを一人で旅してまわった
人生初の海外旅行だ
デリーのナブランガホテルという安宿でギターを弾いていると、向かいの部屋の日本人の一人が、「気持ちいいねー、俺たちの部屋で弾いてよ~☆」ときた
煙たい彼らの部屋で気持ちよくギターを弾いていたとき、
「あ、俺口琴持ってこよー」と言ってだれかが立ち上がった
こうして出会った人生初の口琴は竹で出来たカンボジアの口琴だったかな?
初めて演奏したときの驚き
自分の体が楽器になる感覚
いたく感動したんだけど、どこで買っていいか分からなかったのでそれっきりだった
それから約2年後、口琴のことなどすっかり忘れているときに横浜のCD屋の民族系コーナーでなんとなく気になるジャケットのCDを手に取ると口琴のCDだった
スイス人の口琴使いアントンブリューヒンの口琴をめぐる旅を撮った「トルンピ」という映画のサントラ盤だ
そのサントラには日本人の2人のアーティストの名前もあった
その一人が日本口琴協会代表の直川礼緒さんだった
その約1年後かな?僕はタイのパンガン島に向かうボートの上にいた
すると、どこからともなく聞き覚えのある不思議な音が
「びよよ~ん♪美世与~音♪」
西洋人のヒッピーがその音の発信源
彼はドイツ人で、そのモン族の口琴を売ったりして旅をしている
ようやく念願の口琴をゲットして、一ヶ月のパンガン島サイケ合宿は幕を開けた
パンガン島でのはじめてのレイブ(野外でダンスミュージックをひたすら踊る)体験
バンガローのハンモックで、椰子の葉音やトッケーの鳴き声に口琴を合わせながら、口琴で脳内レイブしながら考えた
「ダンスミュージックによく入っているあのビヨビヨ、グニャグニャ、 キラキラの音って口琴に似てて気持ちいいな
しかも口琴が自分の体に響いてるときってレイブの時に感じるインナートリップのような感じだったり、外側から自分を見ていたりと言うような感覚と似てるな
しかも、そんな体験の後って、心の脱皮でもしたようにすっきりしてる感じのところも似てるし。。。
なんか不思議な共通点なんだけど何なんだろこれ?
ついでに『レイブ』ってなんなんだろう、何でみんなこんなに馬鹿みたいに 自分を無くすまで踊るんだろう。。。」
~バスキング開始~
その後、オーストラリアにたどり着き、普通に英語を勉強するつもりだったのに、路上で口琴を演奏するようになっていた
なんでそうなったかはこちらを参考にhttp://www.cinra.net/special/vol29/
MDでシンプルなダンスミュージックをかけながら、サイケな音やパーカッシブな音を口琴で演奏するスタイルで、思ってもみなかったんだけど、いつの間にか投げ銭だけで生活できるようになっていた
そのうちいろんな人に声をかけてもらい、口琴をDJの曲に合わせてレイブで演奏するということもやったりした
かたや、いつからあるか、どこが発祥の地なのかも分からない謎のアナログ楽器
かたや、最新の技術で人をトランスさせるためのテクノ音楽
民族楽器をテクノ音楽に取り入れるということは別に新しいことでもなんでもなかったけど、テクノが生まれるおそらく何千年も前からある「サイケサウンド」の口琴をテクノに合わせてレイブで演奏というのは、パンガン島での疑問を体現しているようだった
オーストラリアでの1年の滞在を終え、日本にいったん戻り、半年後に2度目のオーストラリアに旅立った
口琴を売ってくれたドイツ人に連絡を取って、モン族の口琴の買える場所を教えてもらい、ベトナムに寄ってまずは仕入れから
彼のメールには、「ハノイから列車で8時間、ラオカイという中国との国境の町に行ってそこからバスでサパというところに行けば買えるよ」と書いてあったのでその通り行くと簡単に買えた
その後、半年振りに戻ってきたオーストラリアの砂漠で大事故に遭い、それまでの人生最大のピンチを経験するも、この仕入れた口琴は飛ぶように売れすごく助かった
3度目のオーストラリアに行くときもサパに仕入れに行った
そのとき出会った黒モン族のチョンちゃんとピエンちゃんに黒モン族の歌をMDに録音させてもらった
2人とも18歳だけど見た目は小学生くらい
モン族ってみんな小さい
そしてすごく素朴で素直
僕の部屋に来てくれた2人とベルギー人の4人で録音開始
最初はやっぱり恥ずかしがっていたんだけど、歌っているうちに2人ともだんだんノッてきていい歌をたくさん聞かせてくれた
そのときの録音が僕のソロCDの一曲目「trip to travel」のイントロなどになった
よく聴くとかすかに彼女たちの銀の腕輪の音なども聞こえる
ロンリープラネットという地球の歩き方よりましなガイドブックがありますが、そのテレビ番組のオープニングテーマを聴いたことありますか?
口琴をゲットしてすぐあと、はじめての旅で知り合ったイギリス人とタイのチャーン島で再会した
彼は僕にそのロンリープラネットのサントラ盤をダビングしたカセットテープをくれた
ロンリープラネットのテーマ曲はなんとフィリピンの口琴から始まる
それまでさんざん実家のスカパーで番組は見ていたんだけど、それが口琴の音とは全く気づいてなかった
しかも、テーマに続く2曲目はモン族の歌から始まる
こちらのモン族は黒モン族ではなく花モン族
当たり前だけど、僕が自分のCDに使ったチョンちゃんの歌にすごく似ている
話を戻して、
3度目のオーストラリアでペルーからやってきたアルマンドという男に会った
本人いわく、しいて言えば「スピリチャルインストラクター」が彼のライフワーク
僕なりに分かりやすく言えば、シャーマンもしくはヒーラー
そんな彼のセッションを受ける機会があった
古くから世界各地には自然から得られるものを使った「儀式」や「治癒」や「風習」などがある
彼のセッションはインカやアマゾンなどにも見られる儀式のスタイルを自分なりにやっているもので、これまでもいろんな国でセッションをやってきている
インカ人である彼のセッションはサンペドロと言うサボテンを食べることから始まった
インカの人たちはこのサボテンを食べ、覚醒された意識の中で見たヴィジョンを、自分の成長と実際の生活に役立ててきたような歴史があるらしい
サンペドロを食べると、これまでの人生を映画のように見たり、動植物の精霊を見たり、自然との一体を感じたり、悟ったような気分になったり。。。という話を聞いてはいた
日本で「サボテンを食べる儀式」と言う活字から受けるイメージはかなり「ヤバイ」感じがする人もいるだろうが、それがペルーに伝わる伝統の儀式で、毎日食べていて、世界でそれをやってて、人間的にもすばらしく大変元気そうなアルマンドのセッションなら受けようと思った
こういった伝統の智慧をドラッグ文化と混同し取り締まる国もあるが、国や法律によっては、問題のない国も多く、先住民族が儀式のために使うことを認めている国もある
本当かどうか知らないが、NASAのには宇宙に行く前の宇宙飛行士に、ある国で幻覚性植物を食べさせ、宇宙に行く前に自分の中の宇宙で擬似宇宙を経験させるというプログラムがあるという話も聞いたことがある
世界中に見られるこのような儀式は何のためにあるのか?
そして、このようなインナートリップ体験は、口琴やレイブに共通するものがあるような気もする
朝10時にキャンプ場に30人ほどが集まった
20代の若者もいるが半分は30歳以上で、50代や60代の人も何人かいた
かなり普通なおじさん、おばさんが多いのには驚いた
車座になり、乾燥させたサンペドロを食べて、アルマンドの歌にあわせ歌ったり手拍子したりしているとさまざまな思いが駆け巡った
普段忘れている感覚が呼び戻されすごく繊細になっている気がする
この感覚は言葉ではいろいろ言うのがじれったい
万華鏡のようなとか、マトリックスのようなとか、色彩がきれいとか。。。何しろ朝10時に食べてその日寝るまでいつもとは違う意識状態にいたことは確かで、まさにインナートリップ、ビックジャーニーだった
アルマンドの指示で一旦みんな一人になる時間を持った
みんな思い思い森の中へ入って行く
僕もいつもと違う感覚で森をさまよった
普段見慣れた植物や岩までも生き生きとして見え、本当にありがたい星に生かされているんだなと実感する
そしていつも人前で演奏しているけど、このときばかりは一人で自分だけのために口琴を演奏してみた
体に響く口琴の音を聞いていると、それ以外のことを忘れ、自分がただ音の響く空洞になったような感覚になることがある
瞑想状態とはこんな感覚なんだろうか?
しばらくしてその空洞にもわもわと浮かんできたというか、響いたのはこんな感じの思いだった
「口琴って本当にすばらしい楽器だな
これまでどれだけ癒され、助けてきてもらっただろうか
そして演奏することでたくさんの人にも出会い、いい「気」をもらってきたし、貴重な経験もたくさんできた
いままで自分が何をしたいのか、何が出来るのかさっぱり分からなかったけど、やっと分か った、僕はこれから口琴をやるんだ」
そう、このとき僕はこれから口琴使いとして生きてみることを決意した
それをドラッグでいっちゃった頭が起こした勘違いとするか、それとも人生における神秘的で神々しい瞬間と捉え活かしていくかは自分次第だ
多くの先住民たちはそういった叡智を大事にし地球に感謝しつつ調和の中で生きてきた
地球から奪うことで発展し、それを文明と言っているわれわれとは大きく違う
「文明人」は外へ外へと向かって世界を支配し、地球を食い物にしているけど、「土人」たちは、内に内に向かっていき、自分たちの土地に感謝し守り続ける
どちらが賢い生き方だろう?
そのオーストラリアでのセッションで得たヴィジョンにのように生きるべく、日本に帰り自分の作品をつくりCDにした
4回目のオーストラリアには口琴とチョンちゃんの歌も入っている自分のソロCD「resonate」(リゾネイト=共鳴する、鳴り響く)とともにやって来た
バスキング、ライブの毎日を送り、お金も順調に稼ぎ、何より自分の表現活動だけで生きていけることに喜びを感じていた
そして、こう思ったものだった
「俺は勝った、競争の世界よさようなら、システムの世界に組み込まれず自分の力で生きていける人間になったぞー」
そして、夢のような3ヶ月をすごし、ツーリストビザが切れるので一旦ニュージーランドに出国し、シドニーの空港に戻ってきて税関職員に聞かれた
「よくオーストラリア来るけど何してんの?」
「バスキングだよ、すごいだろ?それだけで食ってるんだぜぃ。。。」
そのまま不法就労の罪で強制送還
気づいたら冬の成田にいました
いやー、人生って大変ッス
長くなりました
最後まで読んでくれてありがとう
この話の続きはまたいずれ
- 投稿者:倍音ケイイチ
- 日時:19:50
comments
どーも。渋谷で(さっき)演奏聞かせてもらったモンです。
面白い楽器ですね、音楽と全く縁が無かった僕が惹かれたのは偶然じゃないかも、と思える楽器です。楽しい。
ケイイチさんみたくしっかり演奏できるようになれたら楽しいだろうね。頑張ってみます。
今帰ってきたらコメント入っていてうれしかったです☆
おかげさまで今日は楽しいバスキングでした
ところで、どの方でしょうか?
また、ライブなどで会いましょう
ありがとう☆
はじめまして。かいとといいます。
倍音蔵で、一度だけケイイチさんの
演奏をお聴きしたことがあります。
はじめてこちらのブログを読ませてもらいました。
心が温かくなりました。
ありがとうございます。
コメントありがとう☆
倍音蔵楽しかったねー♪
長いブログも読んでくれたようでどうもありがとう
またライブなど遊びに来てください
美世与~音♪